《レーシック情報》片目だけのレーシック手術も出来る
《レーシック情報》片目だけのレーシック手術も出来るブログ:15/2/06
都会の真ん中で子育てする
カルガモ一家が最初に話題になったちょうどその頃、
あたくしは子育ての真っ只中だった。
当時、長女は幼稚園の年長組。
しかし、僅か五歳という若さで、
すでに彼女の下には、四歳、三歳、一歳の妹達と
生後間もないおとうと、合計四人がいた。
ところが五人の幼い息子がいながら、
母であるあたくしは車の免許を持っていなかったので、
当然、長女の登園には下の四人の妹弟たちも
引き連れて行かなければならなかった。
そこで毎9時、あたくしは長男を背負い、
四女と三女をベビーカーに乗せると、長女と二女をベビーカーの両側に立たせ、
しっかりと手押しの棒を握らせ、
それからゆっくりとベビーカーを押し幼稚園に向かった。
大人のあしなら10分もかからぬ距離であったが、
この状態での歩行では、
優に2~30分は掛かっていたように思う。
母を中心に、幼い息子達がヨチヨチ、テクテク…
その光景はまさにニュースで放映されていた
カルガモ一家のお散歩風景さながらだった。
正直、自分の時間も無い程
忙しく育児に明け暮れていた時は、
一日も早くこの息子達から解放されたいと願うこともあった。
しかしあれから10年以上もの月日が流れ、
息子達も父母の手を必要としなくなった今、
その当時を振り返るとなぜか妙に懐かしく感じられる。
思えば、息子達に囲まれて過ごす毎日、
それは何と贅沢で幸せな時間であったか…
後になって悟るその恵み…
その価値の大きさ…
さて、子育てもいよいよ終盤戦。
これからあたくしは、未来に向かって羽ばたいていく
五人の息子達の後ろ姿を見守りながら
生きていく人生となるのだろう。